Mr.サンデー地震予測-立命館大学の高橋学教授が語る怖い川跡(旧河道)の被害とは

高橋学先生の旧河道からの減災
暮らしの雑学

村井教授の地震予測に続き、Mr.サンデーでは、立命館大学教授である高橋学先生が提唱する、旧河道(きゅうかどう)から見た危険場所を検証しました。

 icon-square 地震防災は難しく減災しかできない現状

そもそも今の私たちの力では、地震に対して【防災】はできません。
悲しいけれど、できる限りの知恵と手段を持ってしても、減災しかできないのが現状です。

阪神淡路大震災

阪神・淡路大震災『1.17の記録』

地震減災_02

阪神・淡路大震災『1.17の記録』

今から20年前の1995年1月17日に発生した、最大震度7にも及ぶ阪神・淡路大震災。
この地震による被害は、死者6,434名、行方不明3名、負傷者43,792名、住家全壊104,906棟、住家半壊144,274棟、全半焼7,132棟という、とても大きな地震でした。

たくさんの場所で甚大な被害がでました。
阪神高速道路も倒壊し、山陽新幹線も橋脚が折れました。

その折れた4カ所の橋脚部分は、ナント、2500年前の川があった場所の上だったということが分かりました。
その川跡は、現在の地表から埋もれている川跡(旧河道)だったのです。

掲載写真は、阪神・淡路大震災の記録写真をオープンデータとして提供する、神戸市 市民参画推進局 広報課のサイト阪神・淡路大震災『1.17の記録』より抜粋しました。

阪神淡路大震災と川跡(旧河道)の謎の関係

地下の川跡(旧河道)には、粘土が溜まっているといいます。
川は自然現象によって洪水を起こし、水が引く際周りの泥水が、川底に溜まることにより粘土層ができます。

長い年月これが繰り返されて、少しずつ川が埋まっていき、今は平地になっています。
そしてその平地をボーリングすることにより、その場所が川跡かどうかということがわかるのです。

旧河道からの減災川跡の地層には、表層の下に粘土層があり、その粘土層は他の地層よりも柔らかいのです。
驚くことに、粘土層はプリンか豆腐ぐらいの堅さなのだそうです。

そのため地震時には揺れ方も違い、場所によってはすぐ近くでも、揺れ方が2倍から4倍違うこともあるとのことです。
地震時に壊れる建物は、弱い地盤で壊れます。
その弱い地盤が、地下の川跡(旧河道)ということになる場合が多いのです。

山陽新幹線と阪神高速道路の倒壊場所にも旧河道があった!

阪神淡路大震災で倒壊した高速道路は、縄文時代、海と陸の境目だった場所にある、阪神高速道路でした。
ちょうど海跡と陸の境目で、高速道路が切れて倒壊していたのです。
この場所は、7,300年前は海だったので土地が低いところでした。

海側の震災の帯は昔の海跡と一致し、逆に、粘土層がない埋め立て地は、被害が少なかったといいます。

 icon-square 今後30年以内にM7クラスの地震発生の確率は70%だそうです

地震対策関東で、今後30年以内にM7クラスの地震発生の確率は、なんと70%だということです。
その場合、想定される全壊・火災による焼失件数は85万棟、想定される被害者数(死者)11,000人に及ぶと予想されています。

今の東京駅は、7300年前は海の中だったわけですから、その場所も当然危ない場所です。
近年行われた改修工事では、20mの杭が東京駅の下に450本埋められており、免震装置とともに、地震から駅を守っています。
東海道新幹線も、筋交い(柱をかっちり固定して揺れの増幅を抑える補強工事)工事が、すでに1/3が終了しているということです。

自分の住んでいる場所が「川跡」かどうか調べる方法

自分の住んでいるところが、川跡かどうかは本当に気になります。
それを調べる方法が3つありました。

1.地域の図書館にある古地図を見る
2.地名に注目をして、「氵」「川」「谷」などがあるかどうかを見る。
3.地域に住む高齢者の知恵にたよる

この他では、国会図書館や学会のホームページなどで見る、などがあります。
また【地盤情報ナビ】のページで、ご自分が住んでいる地域を確認する。

なお、自分が川跡に住んでいるとわかったら、住宅を筋交いなどで補強するなど、耐震対策をするようにしましょう。
川跡かどうかを自治体で調べているところもあり、さらに、自治体で耐震補助金制度がある場合がありますので、問い合わせをしてみることも有効です。

 icon-comment Kazuちゃんのつぶやき……

先ほど、名古屋の下に活断層がある!という情報が届きました。
北区の名古屋城から堀川沿いと、熱田神宮を挟んで41号線~1号線と続く、名古屋高速道路下の、2本の活断層がある(可能性)だそうです。
ナ、ナント!
名古屋にお住みの皆様、すぐ地震対策を考えて!

行政も、食料や水をすぐには供給できません。
地震対策万全ですか?
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