Mr.サンデー地震予測-村井俊治東京大学名誉教授の11件中9件的中の地震予測 Vol.2

村井教授の地震予測
暮らしの雑学

前回、「村井俊治東京大学名誉教授の11件中9件的中の地震予測 Vol.1」という記事を書きました。
実は、その記事にはまだ続きがあります。
今後起きると思われる巨大地震の予測に関する情報をまとめました。

 icon-square 自分でオリジナル電子基準点を建設した

2014年11月22日、長野県北部地震(最大震度6弱)が起きましたが、村井教授はその地震の半年前に、長野の地殻変動に気づいてました。

地震対策村井教授は地震の半年前に長野の地殻変動に気づき、長野に対して要警戒を出していました。

しかし、9月に御嶽山の噴火があり、この地域の地震エネルギーが、御嶽山の噴火によって放出されたと思い、長野に対して地震予測を出さなかったそうです。

しかし、長野県北部地震(最大震度6弱)は発生しました。
この時の地殻変動はあまりに直前に起きたため、2週間以上遅れて届く国土地理院のデータからでは、予測ができなかったのです。

そのため地殻変動は、リアルタイムデータを入手する必要があるのです。

村井教授は過去の予測の失敗から、2週間遅れのデータでは地震予測がリアルタイムにできないと判断しました。
そして、自分でオリジナル電子基準点を建設されたのです。
 
その1号機は2月26日に設置され、念願の地殻変動のリアルタイムデータを、手に入れられることになりました。
夢と希望をかけて全国で、100本の設置を予定しているそうです。

 icon-square 縦・横・累積ひずみの3次元での地震予測をする

去る2013年9月、鳥島近海地震では、埼玉県で最大震度4の地震がありました。
この地震は震源の深さが約400kmと深すぎて、村井教授が予測ができなかった地震です。
通常見られる前兆が、このときは見い出せなかったそうです。

その理由は震源が深いということでした。

電子基準点への期待その結果を受け、隆起沈降の6ヶ月間の、累積ひずみを調べるという、新しい分析方法を思いつきました。
2年前の同じ月、同じ日の隆起の差を、半年間にわたって足していく方法で、数値が一定の値を超えて隆起したとき、また沈んだとき、あるいは変わらないときで調べる分析方法です。

これにより、2014年4月、首都圏で累積ひずみが多かったデータで、2014年5月5日の東京千代田区で、最大震度5弱・深さ160kmの地震を的中させることができました。

さらに、地面の上下動だけではなく、横方向のデータを見ることができる、海上保安庁が設置した、海底基準点のデータ(海底の動きを見るための機械)も利用しました。
海底の横の移動(ひずみ)の正反対の動きがある場所が、地震の可能性が高い場所ということです。

 icon-square 来たる巨大地震に備えるために

村井教授は、全国の海底のデータを調べた結果、四国の太平洋側先端の地底データが西方向に動いており、瀬戸内海の海底データは東方向に動いていることを見つけました。

これにより、要注意地域(震度5以上の地震が発生する可能性が高い)として、南海、東南海地方 四国に要注意を告知しました。
その2週間後の2015年2月6日に、四国地方で徳島県南部地震(最大震度5強)の地震が起きたのです。

縦・横・累積ひずみの3次元で地震予測をする

今後の地震予測は、縦・横・累積ひずみの3次元での地震予測をするということが、とても重要だと提唱する村井教授。

村井教授の予測やその結果に関して国土地理院は、個々の予測に対してはコメントはしないといっています。
また気象庁も、今後地震予知に使えれば、気象庁の監視にも取り入れていくが、まだその段階ではないといっています。

しかし、近い将来訪れると予告されている、南海トラフの地震やそれ以外の地震でも、自分の命は自分で守る!という意識がとても重要です。

村井教授の地震予測は、科学的データに基づいて予測されており、多くの人々の防災意識が高まってほしいという理由で始まりました。
予測と予知は違うけれど、命を守る貴重な情報として、常に耳を傾けて生活したいと心から思いました。

南海トラフ地震はいつくるのか?

最後に気になることが、番組の冒頭に流れていました。
来年の初めまでに震度5以上の地震が起こるという予測です。

南海トラフ地震近い将来必ず来ると予想されている、南海トラフ地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震などの地震のいずれかが、この予測になるのでしょうか……?
考えただけでとても怖い思いで一杯です。
変動差、高さの差、隆起沈降を元に予測されたこの地震予測データ。

死者1,000人を超える巨大地震は、13年に1回の割合で起きていることを考えると、安穏としていられません。
来ないでほしい地震ですが、もしもの時に自分自身や大切な人を守ることができるように、日頃から防災意識を高めなくてはいけないと実感しました。

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