知らない間に進行している!気づかないと命に関わる「慢性硬膜下血腫」が怖い!

慢性硬膜下血腫
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脳の病気と聞くと「脳梗塞」が頭に浮かんできますが、脳梗塞以外でも、自分で気づいていない間に進行してしまい、命を落としてしまうほど怖い脳の病気があります。
それが「慢性硬膜下血腫」です。

 icon-square 慢性硬膜下血腫はどうして起きるの?

慢性硬膜下血腫は、頭を何かにぶつけるなどして発症します。
ひどく血が出るほどではなくても、酔っていて気がつかない間にぶつかってしまったり、また少し呆けていて気づかない間にぶつけたなどの、比較的軽い状態でも発祥をしてしまうことがあります。

また慢性硬膜下血腫は、初期には見つけることが困難な病気だといわれていて、お医者様でもわからないことがあるそうです。
また普段から頭痛持ちだったりすると、さらにわからないことがあるのです。

この慢性硬膜下血腫は、気がつかないでいるとどんどん進んでしまい、死の危険が忍んでいるとても怖い脳の病気です。

しかし、慢性硬膜下血腫にも、早期発見のサインがあったのです。

老化による物忘れと間違えやすく死の危険性がある慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫の早期発見のサインとしては、

  • なんかおかしいな?
  • 言語障害が出たかな?

などという軽い症状があるそうです。

具体的な症状としては、朝起きたときに頭がなんとなく重いなどの違和感があり、起き抜けが悪いけれど、少し動くと忘れる程度の頭の重さがあるが、苦になるほどではない状態が続く。

認知症に似た症状

さらに頭の違和感から数日たってくると、ものの大きさの区別がつかなくなるような、「おかしいと思ったが年齢的な物忘れかな?」程度に思われる症状が出てくる。

その他、時間経過などがわからなくなったり、変なことを言い出したりしてくる。

さらに、腕が上がらなくなるなどの麻痺の症状や、ろれつが回らない症状が出てくる、などがあげられます。

こんな症状に心当たりがある場合は、早急に脳の専門病院を受診しましょう。

慢性硬膜下血腫とはどんな症状になるの?

慢性硬膜下血腫は、頭をぶつけるなどしてくも膜がやぶれて、脳脊髄液があふれ出すことで起こります。

脳脊髄液が流れ込んだ部分は、徐々に袋状になって大きくなっていきます。
すると、この袋の中に新しい血管が生まれますが、その血管はとてももろいため、血液が漏れ出してしまいます。
そして漏れた血液は、袋の中で血腫となって脳を圧迫し、脳にダメージを与えるのが「慢性硬膜下血腫」です。

しかも慢性硬膜下血腫は徐々に出血するため、症状が出るまで2週間から3ヶ月かかるケースもあり、とても見つけにくい病気なのです。

 icon-square 60歳以上の特に男性は要注意!

慢性硬膜下血腫は、60歳以上の人が、患者数全体の80%を閉めています。
60歳以上で患者数が激増加しているのは、加齢による脳の萎縮が大きな原因の一つといわれています。

若い人の場合は、脳とくも膜の間に隙間がありませんが、歳をとると加齢とともに脳が萎縮してくるため、脳とくも膜との間に徐々に隙間ができてしまいます。
そして、軽くぶつけた程度のわずかな衝撃でも脳が動いてしまい、くも膜を傷つけやすくなるからなのです。

朝起きたときに頭痛がある場合は要注意

朝起きたときの頭痛

朝起きたときに頭痛がある場合は特に注意が必要です。
また、自分のしていることが分からなくなったなどの、認知症に似た症状が現れてきたとか、左腕が上がらなくなったなどの症状を見つけたら、すぐに病院へ行きましょう。

慢性硬膜下血腫は、もし1日遅ければ、昏睡(意識障害)してしまったり、または手術しても寝たきりになる可能性が、とても大きい怖い病気だということを、常日頃意識しておきましょう。

朝起きたときの頭痛は、慢性硬膜下血腫と、とても関係があるのです。
というのも、人は起きていると血液が足の方にいきむくみが起こりますが、寝ると脳の方に血液がうっ滞(うっ血)するので、脳がむくみやすくなります。
(横になると脳にいく血液が増えて、脳が少しむくんで大きくなるからです。)

普通の場合は頭痛は起こらないのですが、多少の血腫があると、脳のむくみで頭が痛くなることがあるので注意をしましょう。

なお肩こりもサインの一つで、普通は夕方に向かって肩こりがつらくなっていきますが、脳の病気があると、肩こりが朝つらくなるので注意をする必要があります。

また、血腫は脳と頭蓋骨の間に溜まるのですが、前方側・真ん中・後ろというように、溜まる場所に個人差があります。
その結果、例えば血液が前方側に溜まると、精神症状が顕著に表れるし、血液が横に溜まると、麻痺になるなどの症状が現れます。

確実に分かることは、急速に進む認知症らしい状態がある場合は、慢性硬膜下血腫を疑った方がいいということです。

麻痺が出ると慢性硬膜下血腫発見につながりやすく、病気発見的にはラッキーなのです。
というのも認知症だけでは、片一方だけに麻痺が出ることはまずない!からだそうです。

なんとなくボーッとしているとか、話がおかしい、しゃべり方がおかしい、行動がおかしいなどの症状で、認知症と間違われて気づかれにくい慢性硬膜下血腫ですが、逆に麻痺などで片一方だけ動かない状態があれば、脳に何かあるということを発見するチャンスですから、すぐ病院へ行きましょう!

交通事故のむち打ちにも要注意!

慢性硬膜下血腫は、出血してくるまでに2~3週間かかり、血腫の成長スピードはかなり個人差があるため、とても発見が遅れやすい病気です。

事故などでむち打ちと診断されたあとでも、時間がたってきてから慢性硬膜下血腫の症状が現れることがあります。

例えば突然、物覚えが悪くなるという症状がある場合などは、右に麻痺が出てきます。
それは左の脳には言語中枢があるため、物覚えが悪くなるのです。

逆に右の脳に血腫があって、左に麻痺が出ている人は、空間構成力が悪くなってくるため、何かにぶつかってしまうなどの、失認が起きるのです。

理由は、脳から出ている神経は途中で交差しているためです。
そのため左脳に血腫ができると、右足に麻痺や運動障害が起きるのです。

人は、片側がうまく動かせない場合、障害のある方に体が曲がる傾向があります。
そのため歩いていたりすると、何かにぶつかってしまうなどが生じます。

しかしながら、ごく軽い麻痺の場合は、気がつかないこともあるので注意が必要です。

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