意外と多い子どもの近視は、早期発見とメガネが鍵を握っていた!

子供の近視
テレビで話題の健康情報

最近はゲームが溢れている生なのか、メガネをかけている子供が多いような気がします。
親からの遺伝の影響以外でも、色々原因がありそうですよ……

 icon-square 気がつかないと大変!子どもの近視が増加中!?

最近増加している子どもの近視

子供の近視が増えていることは、ご存じですか?
文部科学省が平成26年に行った、学校保健統計調査をみると、裸眼視力1.0未満の割合は、中学生は53.0%、小学生は30.2%と、数値がとても高いことが分かります。

最近多い子供の近視の主な原因

子どもの近視子どもの近視の原因は、遺伝と環境両方の要素が関係しているそうです。
親が近視だと子供もなりやすいことが分かっていて、両方とも近視ではない場合に比べると、どちらかの親が近視の場合2倍両親とも近視の場合5倍の確率で、近視になるという報告もあります。

遺伝以外にも、現代の子どもには近視になる要因があります。
アフリカのように、1km先の獲物を追うような生活では、当然近視にはなりにくいです。

しかし、現代の生活ではどうしても近くの物を見る機会が多く、読書や勉強を含め、テレビやスマホ、ゲームなど、長時間近くばかりを見る作業が長く続くと、目の負担が大きくなってしまいます。
特にスマホやゲーム機は、テレビよりもずっと近い距離で、しかも狭い範囲を見るために、目の負担もさらに大きくなるのです。

あまりにも大きい!子どもの近視の影響

子どもの近視が、子どもに与える影響は、大人以上に大きいかもしれません。
子どもの近視は、授業で黒板が見にくいだけでなく、進行して強度の近視になると、緑内障や黄斑症、網膜剥離などになり、最悪の場合、失明につながる病気になるリスクが高まるといわれています。

 icon-square 大切な我が子のためにも子供の目の成長を理解しよう

子どもの目の成長の過程

以外に知られていないことですが、近視は、目の成長とともに起こるといわれています。

子どもの近視赤ちゃんの頃は、眼球も小さく目の奥行きも狭いので、目から入ってきたものは網膜よりも後ろに映る軽い遠視の状態にあります。
ただし、遠視が強すぎると赤ちゃんもピントを合わせられなくなり、弱視の原因になります。
この場合は、早めにめがねをかけ矯正しないと見る力が伸びないので、しっかりと観察することが大切です。

8歳くらいになると、網膜の中心部で焦点が合う正視という状態になります。
8~16歳頃になると眼球も大きくなりますが、目の大きさに対し奥行きの方が広くなると、焦点が網膜に届かず手前で見えてしまいます。
コレが、近視という状態です。
8~16歳までが、近視が進みやすい時期と言われています。

近視は、目の奥行きが0.17mm伸びただけでなるそうです!!

 icon-square 子供が近視になってしまったときの早期対象方法

子供が近視になったらめがねをかけさせましょう

身長が伸びるのが止められないように、近視になるのを完全に止めることができません
では、いつ頃からめがねをかけたらいいのでしょうか?

 icon-eye 小学2年生以下は、両目で見て0.7未満の場合
 icon-eye 小学3年生以上は、1.0未満の場合

ご自分の子供の視力を常日頃注意して、視力の数値が上記未満になった場合は、眼鏡をかけるようにしましょう。

子供のめがねを作るときの注意点

  1. 必ず眼科を受診して、精密検査を受けましょう。
  2. 強すぎるめがねは目の負担になり、さらに目の近視が進むこともあるので注意しましょう。
  3. 小児用のフレームにしましょう。
    見た目より掛け心地が大切です。
  4. 半年に一度眼科で度数・サイズを調べてもらいましょう。

めがねはかわいそうという、お父さんやお母さんもいます。
(強い遠視や乱視による弱視の場合は、乳幼児期からめがねをかけることもあるのですよ~)
しかし、成長期の子どもの脳は、正しい視覚情報を与え見る力が必要です。
発育を促進するためにも、めがねをかけてもらいましょう。

 icon-square 親として子供の近視を進めないためには

子供の近視を進めないために注意すること

子ども 遊びいったん進んだ近視を治すことはできません。
そのため、親をはじめとする周りの人が、子供の近視がそれ以上進まないようにすることが大切です。

近視を進めないためには、家族の協力とともに、次のような注意をしていくことがが必要です。

  1. 出来るだけ外遊びの時間を増やす。
    最近の研究では外で1日に1時間長く遊ぶと、近視の進行が13%抑制することができるといわれています。
  2. 30分に1度は遠くのものを見るようにする。
  3. 正しい姿勢を心がけ、本や画面は30cm以上離すようにする。
  4. 暗い場所や動く場所(電車・車)で、読書・ゲーム・スマホをしない(させない)ようにする。

 icon-square 研究中の近視の進行抑制薬

近視の研究が進んでいます

低濃度アトロピン点眼薬・・・毛様体筋を緩め瞳孔を開く薬です。
日本では、弱視や斜視の検査や治療に使われています。
100分の1に薄めたものを、毎日1回点眼すると、近視の進行を抑制することができると言われています。
5年後くらいには、日本でも研究結果の報告が出る予定です。

軸外収差抑制眼鏡・コンタクトレンズ・・・正面から入ってきた映像だけでなく、斜めからの映像もピントを合わせることによって、目の奥行きが広がらないので、近視の予防になるといわれています。
現在、研究が進められています。

いずれも、まだ日本の保険診療は行われていません。
今後ますます研究が進んで、子供の近視の、早期発見、早期治療につながるといいですね。

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