辛いアレルギーやうつ病は、腸内フローラを整えて治すことが出来る!

アレルギーと腸内フローラ
テレビで話題の健康情報

少し前ですが、世界不思議発見という番組で、腸内フローラを整えるとアレルギーを治せることを取り上げていました。
腸内フローラについては、私も色々書いていますので、また新しい情報としてまとめました。

 icon-square ヨーグルトを食べれば寿命が延びる!?

メチニコフの驚きの仮説

アレルギーと腸内フローラノーベル生理学・医学賞を受賞した微生物学者「イリヤ・メチニコフ」の仮説が、現在注目されています!
名付けて、「ヨーグルト不老長寿説」です!!

メチニコフの立てた仮説とは、ヨーグルト不老長寿説で、ヨーグルトを食べれば乳酸菌が悪玉菌を抑制し、寿命が延ばせるというものです。

メチニコフは、食細胞の研究を行い、現代免疫学の礎を築いた人物でもあります。
ブルガリア旅行中に、90歳、100歳を越える長寿者が多いことに驚き、「ヨーグルト不老長寿説」を発表しました。

後に乳酸菌には、腸内の善玉菌を活性化させる働きがあることが分かり、メチニコフの仮説は大筋で正しかったことが証明されました。
メチニコフの功績は、それまでマイナーな食材だった「ヨーグルト」を世界中に広めたことです!
ヨーグルトをはじめとする、発酵食品が体にいいとが分かったのは、彼の研究が出発点でした。

腸内にはどんな菌がいるの!?

メチニコフは、老化は悪玉菌が毒素をまき散らすことで起こると唱えましたが、そもそも腸内にはどんな菌が住んでいるのでしょうか?

善玉菌:腸内に20%ほど存在する菌です。
消化吸収を助け、病気に対する抵抗力をつける働きをする菌です。ビフィズス菌・ガセリ菌などが有名です。
悪玉菌:腸内に10%ほど存在する菌です。
タンパク質を分解して、有害物質を作りながら増殖していき、炎症を起こしたり、発がん性物質を作りだす有害な菌です。
大腸菌・ブドウ球菌などが有名です。
日和見菌:腸内に70%ほど存在する菌で、普段は良くも悪くも働かない菌です。
善玉菌が優位だと良い働きをしますが、悪玉菌が優位になると悪さをしてしまいます。

この3つの菌のバランスが崩れると、便秘になったり、免疫力が低下してしまいます。
便秘は、肌荒れ・ニキビなどの原因となってしまいます。
また免疫力の低下は、花粉症などアレルギーを引き起こす原因になります!

乳酸菌はアレルギーを緩和するとよく聞きますよね!
それは、アレルギーの患者さんは免疫のバランスが悪くなっているため、乳酸菌を摂取すると免疫細胞のバランスがよくなるという、とても分かりやすい理由です!

漬け物でアレルギーが治る!?

すんき

ウィキペディアより

すんき」という食べ物をご存じですか?

「すんき」とは、11月と12月の限られた時期だけ作られる、木曽地方の伝統的な漬け物です。
花粉症の抑制に効果があるのではと、最近期待されています。

材料はカブの1種で葉っぱの部分だけ使い、特徴は塩を入れず、ただ乳酸発酵させただけ!!

しかし、何十種類もの乳酸菌が含まれていて、特にアレルギーを軽減するSn26(マウスでは効果を証明済み)が入っています。

木曽地方は海から運ばれてくる塩が大変貴重で、米は貸しても塩貸すなと言われてきたそうです。
そのため、塩を使わない漬け物が生まれたと考えられます。
長野県のアレルギーの割合は、長野市と松本市で合計44.3%ですが、なんと木曽町では16.9%でした!

すんきを使った実験は、番組内でも行われました。

1月下旬~3月上旬の6週間発酵食品(Sn26を豆乳に入れ発酵させたすんき豆乳)を毎日100g摂取してもらったところ、6人中4人が花粉の症状の改善がみられました。
乳酸菌が増えると、花粉症の原因になるIgEを、基準値に戻す働きがあります。

 icon-square 腸内環境は脳にも影響を及ぼす!?

女性の強い味方【エクオール】

エクオール女性らしさを保つ物質の一つが、腸の中に住む細菌の力で作られていることが近年分かってきました。
それは、「エクオール」という物質です。

女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌が減り、更年期障害や骨粗鬆症になりやすくなります。
エクオールはその働きを補い、更年期障害や骨粗鬆症を軽減する効果があるそうです!

また、しわを少なくするという研究も発表されています。
これは、男性も関係ないわけではなく、エクオールを作れてる人は、男女ともがんの発症が少ないという研究も発表されています。

エクオールは腸内細菌によって作られますが、その菌を腸内に持ってる人は残念ながら全員ではありません。
エクオールが作れている人の割合は欧米では20~30%、多いと言われる日本人も43%なんだそうです。

エクオールの量は、エクオール検査キットで調べることができます。
エクオールの量が多かった人は、大豆製品を毎日摂取していることが分かりました。

エクオールは、大豆に含まれるイソフラボンの一種「ダイゼイン」を原料にして作られています。
エクオールをたくさん作るためには、納豆や味噌のように、大豆を発酵させたものを摂取することが大切です。
 icon-external-link エクオールについてはこちらを参考に

大豆の他に、ダイゼインを多く含む食品は、「葛(クズ)」という食品で、ダイゼインが大豆の約3倍含まれています。
クズの乾燥した根には、発汗作用・鎮痛作用などの薬効があり、漢方の「葛根湯」として使われています。

腸内環境を整えるとうつ病が治る!?

腸脳相関という言葉を聞いたことはありますか?
腸と脳は神経で結ばれていて、互いに指令のようなものを出し合っています。
そのうちの7割は、なんと腸から脳へ出されています。

腸内フローラ腸脳相関に注目したアメリカの博士は、女性を15人ずつのグループに分け、片方には乳酸菌が入ったヨーグルト、もう片方には乳酸菌の入っていない別の食品を1ヶ月与えました。
そして、怖そうな顔をした人物の写真を見せ、そのとき起こった感情を記録してもらい、脳波も調べました。
すると乳酸菌を取ったグループは恐怖心が起こりにくく、取っていなかった方は恐怖心が起きやすいという結果が出ました。

この結果から、腸内環境の改善で脳の働きが変わり、感情に変化が出たと考えられます。
腸内の環境を整えることで、気分を変えたり、自閉症やうつ病など脳に関係する症状を、治せるのではないかと考えています。
さらに、腸内細菌は認知症予防にも効果があるそうで、認知症の人は便が出ないと、便が出ている人に比べて、周辺症状(不眠・介護拒絶)が強く出やすいそうです。



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